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腰痛が治らない人の3つの共通点とは? 慢性腰痛の原因を徹底解説

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治らない腰痛原因

腰痛が治らないことで困った経験はありませんか? また、いつもなら放置して自然と治っていた腰痛がいつまで経っても治らないことに不安を感じているケースもあると思います。通常なら自然と回復する腰痛でも、数週間以上継続する腰痛を「慢性腰痛」と呼びます。この慢性腰痛は様々な原因によって引き起こされ、多くの「腰痛持ち」を生んでいます。今回は治らない腰痛である慢性腰痛について解説します。これを読めば「治らない腰痛」から「治る腰痛」へと改善と予防に繋げることができます。

治らない腰痛の改善には生活習慣の見直しが重要

ぎっくり腰で有名な急性腰痛は、安静にすることで徐々に回復していくのが一般的です。しかし数週間経過しても腰痛が改善しないケースも珍しくありません。それは腰痛の原因が「習慣化」していることにあります。ここでは認識されにくい隠れた原因について解説します。

(a)睡眠時の姿勢

一般的な人の睡眠時間は、毎日平均して5時間から8時間程度の時間を費やします。寝返りで多少の「動き」はありますが基本的には「同じ姿勢」が継続することになります。仕事と同様に、長時間同じ姿勢を取る上で腰にかかる負担を無視することはできません。特に「横向き姿勢」での睡眠は腰に多大な負担をかけ、治らない腰痛の原因となりがちです。毎日の睡眠が腰に負担をかけていることを考慮すると、腰痛が治らないのも理解できます。治らない腰痛の原因が睡眠時の姿勢にあるとすれば、睡眠時の姿勢を改めないと腰痛は治りません。睡眠時の姿勢は習慣化されていることがほとんどで、腰痛の原因として気が付かないケースが多くあります。あなたの腰痛が「朝起きると痛いが、日中はあまり気にならない」といった場合、睡眠時の姿勢(普段とは異なる姿勢で寝てみる、色々な姿勢を試してみるなど)を見直してみることで腰痛が改善されるかもしれません。
他の要因では寝具類も重要です。身体に合っていない硬さのマットレス、フラットでないソファーでの就寝も慢性腰痛を抱える人に共通した要因です。

治らない腰痛原因

(b)座るときの姿勢

現代人は昔と比べても椅子に座って過ごす時間が長い生活習慣を送っています。生活様式の変化で仕事、食事などほとんどの作業を椅子に座って行います。特に多くの時間を費やす仕事では毎日8時間以上は椅子に座って過ごします。睡眠と同様に長い時間を過ごす椅子での座り姿勢は腰に多大な影響を与えます。長時間のデスクワークではどうしても姿勢が悪くなりがちですが、椅子の座面とお尻の位置はとても重要です。疲れてくると椅子に対して「浅く」座る傾向があります。これは一見すると楽な姿勢のように感じますが腰からお尻、太ももにかけての筋肉が緊張した状態を強いられます。また足を組む姿勢も腰にはアンバランスな負荷をかけることになります。長時間過ごす時間の姿勢は見直すべきポイントです。

腰痛

(c)リラックス時の姿勢

自宅で過ごすリラックスの時間は楽な姿勢を取っているつもりでも腰に負担をかけているケースがあります。床などでうつ伏せになって本を読む姿勢は腰に継続的にストレスを与えます。うつ伏せの姿勢そのものは平気でも、そこから動き出す際に腰に痛みを感じる場合はうつ伏せが腰痛の原因と考えられます。特に「反り腰」と呼ばれる腰椎のカーブが強い状態ではうつ伏せはかなりのストレスになります。リラックスしているつもりが腰には悪い姿勢がうつ伏せです。またうつ伏せの姿勢で就寝するということが習慣化している場合も要注意です。腰は後ろに反る姿勢よりも少し前に倒す状態、つまり腰から背中を少し丸めるポジションが安定した状態です。睡眠で6時間前後もうつ伏せの姿勢を継続することを考慮すると腰痛の原因として十分可能性があります。これが習慣化していると腰痛がいつまで経っても治らないことになります。リラックス状態が、「腰にとって」リラックスできているかを見直しましょう。

腰痛

治らない腰痛で見落とされがちな原因

治らない腰痛の原因は習慣化だけではありません。目に見えない原因、自分では判断ができない隠れた原因で腰痛が継続することもあります。ここでは長期にわたり腰痛が治らないときにチェックすべきポイントについて解説します。

(a)内臓器疾患の影響

腰痛の原因は筋肉や骨、靭帯といった表層だけが原因とは限りません。目に見えない深層で起きている不具合が腰痛となって現れることがあります。腰痛の原因となる内臓の病気は非常に多くの可能性があり素人には判断ができません。つまり病気を種類を把握することよりも「どのような腰の痛みで」内臓の病気を疑うべきかを理解しましょう。
・息ができないほど痛む
・痛みで冷や汗が出る
・痛みで一睡もできない
・腰を押すと痛みがお腹に響く
・腰の表面ではなく深部、またはお腹のあたりに痛みを感じる
これらはほんの一例にすぎませんが一般的な腰痛ではあまり見られない特殊な「痛み方」になります。腰痛の経験が少ない人は痛みの「基準」がありません。安易に考えることなく医師に相談することが大切です。
女性の場合は婦人科疾患も腰痛を引き起こすことがあります。男性では泌尿器疾患です。つまり腰や腹部に位置する臓器、循環器、消化器、など可能性は多岐にわたります。見た目や感覚では判断ができません。医師による診断、検査で初めて発覚するケースがほとんどなので治らない腰痛の原因として見落とされることが多く、時には重症化するケースもあります。治らない腰痛の原因が表面的なものだけに限らないことを理解することが重要です。

(b)精神的な影響

心因性腰痛という言葉があります。腰痛と原因として昔から存在する考え方ですが近年になって再び見直されている概念です。治らない腰痛、つまり慢性的に痛みを感じ続けることが精神的な障害となって新たな腰痛を引き起こすという考え方です。一般的な痛み止め薬やマッサージでは痛みの改善が無く、神経学的なアプローチが選択されます。腰痛が引き起こされる「状況」を分析することが重要で、学校に行きたくない子供が腹痛を引き起こす現象と似た視点で捉える必要があります。「精神」が関係しているがゆえに解決も容易ではなく、治らない腰痛の原因となります。

(c)身体的な特徴

身体的な要因によって腰痛が治らない状況も考えられます。目に見えるわかりやすいものから一見しただけではわからないものまで存在します。ここでは代表的な身体的要因について取り上げます。

【体重】

過度な肥満は腰痛の原因となります。上半身を支える腰には常に負担がのし掛かり慢性的な腰痛を引き起こしやすい状況です。体重を減らすなどの対処を行わない限りは腰痛から解放されることがありません。減量を目的に運動をする上でも腰痛が障害となる悪循環に陥ります。また「ポッコリお腹」のメタボも治らない腰痛の原因となります。腹部、つまり身体の前面に「重り」がある状態なので常に腰が前に引っ張られるストレスがかかります。お腹が大きい妊婦さんのイメージです。全体の体重だけでなく、身体のバランスに影響を与えるお腹周りの状態も治らない腰痛の原因となります。

【側湾症】

側湾症(そくわんしょう)とは背骨が歪んだ状態を意味します。猫背は身体に対して前後方向に歪む状態で、側湾症は左右方向に歪む状態です。生まれながらに背骨が歪んでしまうものと成長するにつれて背骨が歪んでしまうものがあります。いずれにしても正常な背骨の状態ではなく、通常の腰痛では見られない極端な筋肉の左右差や関節の変形があります。側湾症には根本的な解決策がありません。側湾症の改善というより痛みの緩和、コントロールという視点で治療が行われることが一般的です。生まれながらの側湾症は本人も自覚していることがほとんどですが、成長するにつれて背骨が歪んだケースでは本人が認識していないこともあります。気になる場合は病院でチェックしてもらいましょう。

【先天性股関節脱臼】

先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)は幼少期に股関節が脱臼してしまう状態です。成長とともに改善され、次第に脱臼は起こらなくなります。しかし幼少期に脱臼を繰り返した股関節は不安定感が強く、歩き方に変調をきたすことがあります。歩く際の「歩幅」や「リズム」に左右差があり腰に多大な負担とストレスを与えます。幼少期に先天性股関節脱臼を経験している場合は治らない腰痛の原因として関連を考える必要があります。

【大腿骨頭壊死】

大腿骨頭壊死(だいたいこっとうえし)は太ももの骨である大腿骨が骨盤との連結部分で壊死を引き起こす病気です。大腿骨頭壊死は最初、「歩きにくい」「ふとももが痛む」といった症状から始まり次第に「腰が痛い」状態となります。壊死は進行性で悪化し、病院で壊死が判明した時点で即手術で対応することも珍しくありません。大腿骨頭壊死という基礎疾患が原因で引き起こされる腰痛は、「腰の痛み」にアプローチしても改善がなく、大腿骨頭壊死への対応が必要です。腰痛だけでなく、「足が痛む」「歩きにくい」「あぐらがかけない」といった腰痛に付随する特徴的な症状がある場合は専門医へ相談することが大切です。

【腰椎圧迫骨折】

腰椎圧迫骨折は主に高齢者に起こる腰骨の骨折ですが、過度なトレーニングでも引き起こされることがあります。通常の骨折と違って、圧迫骨折は痛みは強いものの「骨折している」と思うほどの痛みが出ません。腰が痛いと感じていても放置していることが多く、いつまで経っても痛みが治らないということで病院で検査をすると「骨折していました」と過去形で骨折が判明します。腰を痛めるようなことをした覚えがなく、骨粗しょう症など骨に疾患を抱えている場合や筋トレや仕事で重量物を頻繁に持ち上げるといった特殊な要因がある場合は要注意です。

腰痛には多くの原因があります。一般的に知られていないもの数多く存在します。腰痛は緊急性のない痛みと考えがちですが、隠れた原因の可能性を探ると実は怖い病気が潜んでいることもあります。いつまで経っても腰痛が治らないと感じている場合は、腰痛の原因について見直してみることが大切です。

 

 

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