(b)ぎっくり腰になりやすい環境が改善されていない
ぎっくり腰は仕事や家事、育児など環境要因で引き起こされることが多いです。仕事上で重い物を運ぶ、持ち上げる事や狭いスペースで無理な体制での作業を強いられるなど腰に大きな負担をかけながら仕事をしている場合があります。仕事上の都合のため、すべてを改善することは難しいかもしれません。しかしコルセットを着用したり重い物を持ち上げる際の腰の角度を工夫したりすることは可能です。長時間のデスクワークでは小まめに椅子を離れ、ストレッチをして筋肉を柔軟にすることも取り入れるべきです。家事や育児でも同様に腰に負担をかけないように意識することが大切です。赤ん坊を抱き上げる時は腕で支えるのではなく自分の身体に密着させるように引き寄せてから持ち上げることで腰への負担は大きく軽減されます。このように日頃の環境によって引き起こされるぎっくり腰は大きな変化が難しい分、創意工夫がモノをいいます。