(c)一般的な対処法
ぎっくり腰への一般的な対処法は正式名称である「急性腰痛症」の概念に沿っておこなわれます。ぎっくり腰は「急性(急激な)」の痛みという概念なので、痛みは「炎症によるもの」という認識が一般的です。炎症による痛みに対しては「冷やす」ことが推奨されており、足首の捻挫と同様の対処法が選択されます。また腰を動かすと強い痛みが出る為、固定をおこない安静を保つことがぎっくり腰の初期対応です。痛みが軽減し、ある程度動けるようになった段階では徐々に日常生活を取り戻すように「身体を動かす」ことが推奨されています。以前は「絶対安静」だったぎっくり腰も、最近では少しずつでも身体を動かす方が結果的に回復が早いと考えられています。