(a)筋肉が原因の腰痛は、病院の検査で「異常なし」
ぎっくり腰などの腰痛で病院を受診したにもかかわらず、検査で「異常なし」と診断を受けることがあります。正確には「骨や神経には異常が見当たらない」という意味です。また多くの腰痛は炎症で腫れたり、赤みを帯びたりといった外見上の見た目にも異常が現れません。このとき、病院側は「可能性の話」をします。可能性として「軽いヘルニアかもしれません」「骨と骨の間が少し狭くなっている」というような説明です。患者の側も「原因不明」ではなく、一応でも「原因がある」と説明されたほうが納得します。病院の側からすると原因が明確であっても、そうでなくとも実施する処置としては大きく変わらないので、患者が「納得できる」説明をおこなうことが現実です。