よくある痛み 改善のプロが解説! 前かがみ姿勢でおこる腰痛は改善できる? Tweet Pocket 2019.11.21 by threelegs.ishigaki 0 渋谷区笹塚で整骨院を運営している石垣です。今回はテーマは「普通にしていれば腰は痛くない。でも前かがみになると腰が痛い」です。特に荷物を持ち上げる作業に従事しているケースや育児や家事で日常的に前かがみ姿勢をとります。そこで原因の分析と対策について解説します。 この記事の目次 前かがみによる腰痛が改善可能な理由 (a)動きによる痛みである (b)筋肉による痛みである (c)背骨の形状の問題 マッサージでのアプローチポイント (a)腰 (b)お尻 (c)大腿 セルフケアのポイント (a)ストレッチ (b)腹筋の使い方 (c)背骨ケア 関連記事 前かがみによる腰痛が改善可能な理由 慢性的な腰痛と違って、特定の角度である前かがみの時だけ腰に痛みを感じるケースは割と多く聞く悩みの1つです。ここでは前かがみによる腰痛の改善が可能な理由について解説します。 (a)動きによる痛みである 前かがみによる腰痛は「動作に伴う痛み」です。つまり動きの「可動域」「動きやすさ」を向上させることで改善が可能です。実際の施術では背中、腰、お尻、太ももの筋肉を全体として整えてあげるだけでも改善を実感できます。 (b)筋肉による痛みである 動きには必ず「筋肉の収縮」が伴います。動きによって筋肉が伸ばされたり縮められるといった要因です。前かがみによる痛みはこの筋肉の収縮に不具合を生じていることが原因の1つです。つまりマッサージや整体による筋肉へのアプローチで収縮を円滑に、そしてスムーズに行なえるようにしてげることで改善が可能になります。 (c)背骨の形状の問題 背骨の形状の問題は動きや筋肉といった要因に比べて改善のハードルが少し高くなります。動きや筋肉へのアプローチは即効性が期待できる要因ですが、背骨の形状に関しては時間をかけて改善していく必要があります。 前かがみによる腰痛の大きな要因が「動き」「筋肉」「背骨の形状」のどの部分に存在するのか、またはどのような割合で影響しているかを見極めることで改善が可能になります。 マッサージでのアプローチポイント ここでは前かがみによる腰痛を実際に改善する際にアプローチするポイントについて解説します。 (a)腰 腰へのアプローチは主に「動き」「筋肉」の改善に役立ちます。前かがみによる腰痛が比較的軽症な場合は腰へのアプローチのみでも改善が可能です。 (b)お尻 お尻へのアプローチは「動き」「筋肉」「背骨の形状」の三つに効果的です。前かがみによる腰痛が比較的強い場合でも、腰とセットでお尻へのマッサージで改善が可能です。 (c)大腿 大腿部へのアプローチは主に「背骨の形状」です。あまりイメージがつかないかもしれませんが、反り腰やその反対の腰痛後湾へのアプローチは大腿の特に内転筋が重要です。つまり腰付近の背骨の形状に問題があり、それによって前かがみ時に腰に痛みが出る場合は大腿の内転筋の状態を改善することで背骨の形状も改善され、結果として前かがみの動きによる腰痛が改善されるという関係性なのです。痛みのある場所だけをアプローチしても改善しない場合は大腿の内転筋のアプローチが有効です。 セルフケアのポイント マッサージによるアプローチに比べると効果は限定的ですが、少しでも腰痛を改善させたい方にはオススメのポイントです。 (a)ストレッチ ストレッチでは主にお尻の筋肉と股関節周りの意識することが大切です。股関節は人体の中でも大きな可動域を有する関節なので、股関節周りの筋肉や可動域に硬さがあると腰の可動域に大きな影響を及ぼします。腰痛のストレッチは、腰よりもお尻と股関節を意識しましょう。 (b)腹筋の使い方 世間では「猫背」を気にする方が多いですが「姿勢を正す」意識は「反り腰」を誘発しやすい傾向にあります。反り腰は横から見るとお腹が前方に出ている状態です。反り腰を悪化させないように、腹筋を意識してみましょう。お腹を誰かに見せるとなれな少しお腹を凹ませますよね? そんな意識を日常でも取り入れることが腰痛の改善に役立ちます。 (c)背骨ケア 反り腰や猫背の影響を受けて、背骨そのものに強いストレスが蓄積している場合があります。背骨にストレスが蓄積してしまう大きな理由は長時間の睡眠やデスクワークです。身体を休めるつもりで睡眠時間を長くとってしまうことは、かえって背骨を硬くしてしまいます。です。も同様の理由ですが、身体は程よく「使う」ことが健康的です。睡眠であれば一度に長時間寝るのではなく、一度起きてから昼寝をするなどが背骨ケアにつながります。 前かがみによる腰痛は今回解説したように原因を分析し対策を講じることで改善が可能です。しかもセルフでケアできることも少なくありません。腰痛が前かがみ時だけだからといって放置することなく、適切な対処で改善を目指しましょう。 関連記事【盲点】左右の脚の長さが違う? 不調を招く脚長差のお話 キーワードを入れてください