(a)使いすぎによる腱鞘炎の痛み
スポーツや家事など、手首に対して同じ動作を何度も繰り返すことで起こるのが腱鞘炎です。言葉の通り、腱と腱鞘(腱を包む膜)が過剰なストレスを受けることで摩擦が起きて、炎症を引き起こします。これは強い痛みのほか腫れや発赤、熱感が伴います。手首を安静にしても、しばらくの間はジンジンと痛みが継続し、筋肉痛に似た状態になります。ダンベルなど重量物を使ったトレーニングでも、手首に負担がかかり腱鞘炎を引き起こす場合があります。後述する手首の角度も影響しますが、筋力に応じた重量のダンベルを使用することが重要です。買い物袋や手さげのバックも同様に重量物を持つ際の手にかかる負担は腱鞘炎の原因となります。また料理をする際にフライパンなどの調理器具の操作も手首には負担となります。