よくある痛み

これって肩こり? 首や肩に様々な症状を引き起こす肩こりとは?

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肩こりとは

「最近、肩が重いな」と感じることが多くなっている場合、それは「肩こり」かもしれません。肩こりとは病名ではなく、首や肩、背中などに感じる痛みや重だるさのことを指した総称です。それゆえに明確な定義がなく「これって肩こり?」と自分自身で判断し対処する必要があります。今回は「肩こりとはなにか?」をテーマに解説していきます。

肩こりとは環境の変化が引き起こす筋肉の痛み

肩こりは環境が大きく変化したタイミングで起こることが多いという特徴があります。今まで肩こりを自覚していなかった人でも、環境の変化を機に肩こりを感じ始めることがあります。ここでは、具体的にどのような環境の変化によって肩こりが引き起こされるのかについて解説します。

(a)就職や転職など仕事環境の変化で引き起こされる

学生であれば就職を機に、社会人であれば転職や部署異動によって仕事の内容が変化したタイミングで肩こりが引き起こされることがあります。肩こりは、仕事の内容によって大きな影響を受けると理解しましょう。

(b)枕やマットレスなど睡眠環境の変化で引き起こされる

枕やマットレスの買い替えや、引っ越しによる睡眠環境の変化は肩こりを引き起こす大きなきっかけとなります。使い慣れた寝具を新調する際は注意が必要です。肩こりは睡眠環境を密接な関りがあることを理解しましょう。

(c)コンタクトや眼鏡など矯正器具の変化で引き起こされる

視力の低下に伴い、矯正器具であるコンタクトレンズや眼鏡の使用によって肩こりが引き起こされることがあります。コンタクトレンズではドライアイを引き起こすケースが多く、目の不調が肩こりを引き起こします。また老眼により近くのものが見えにくくなり、一生懸命見ようと猫背になりがちです。肩こりは視力や物の見え方の変化でも引き起こされるものと認識する必要があります。

(d)噛み合わせや抜歯など口腔環境の変化で引き起こされる

噛み合わせや噛み癖、就寝時の歯ぎしりは肩こりを引き起こす大きな原因となります。また歯を抜歯することで噛み合わせが変化することも大きな要因です。特に成人になってからの歯列矯正は首や肩に多大なストレスとなることもあり、肩こりを誘発しがちです。肩こりは口腔環境の悪化でも引き起こされると理解しましょう。

肩こりとは

初期の肩こりとは筋肉に痛みを引き起こすもの

肩こりは時間の経過と共に悪化していくことがほとんどです。比較的初期(数カ月程度)の肩こりであれば、主に筋肉が硬くなったり血液循環の悪化による肩こりです。つまり筋肉へのアプローチで改善が期待できます。ここでは肩こりの原因となる具体的な筋肉の特徴について解説します。

(a)重だるい肩こりの原因となる筋肉

後頭部から首、肩甲骨、背中まで広く伸びる僧帽筋(そうぼうきん)は筋繊維が薄いのが特徴です。肩こりのなかでも「全体的になんとなく重だるい」といった自覚症状を生み出しやすい筋肉です。

(b)ゴリゴリの肩こりの原因となる筋肉

肩甲挙筋(けんこうきょきん)は肩こりのなかでも首の付け根付近の強い「コリ感」を引き起こす原因となる筋肉です。肩がつらく感じるときにおもわず手が伸びるのが肩甲挙筋で、指で触れると「ゴリゴリ」とした肩甲挙筋の筋腹を感じ取ることができます。
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(c)首のコリ感や緊張の原因となる筋肉

板状筋(ばんじょうきん)は首の後ろから側面にかけて位置する筋肉です。肩こりと連動して首のコリ感や緊張を引き起こすのが板状筋です。肩甲挙筋と同様に、肩こりの改善に欠かせない筋肉で、僧帽筋よりも深層にあります。

(d)鎖骨付近の肩こりの原因となる筋肉

首の前面で顎の付け根から鎖骨にかけて位置する胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、肩こりにおいて頭痛や歯ぎしりとの関連が指摘されている筋肉です。上記3つの筋肉と比べて肩こり改善における重要度は低いですが、肩こりの鎖骨付近の自覚症状の改善には大きな効果が期待できます。

慢性の肩こりとは肩こり以外の症状を引き起こすもの

最初は単純な筋肉の硬さである「肩こり」も、放置して時間が経過すると「慢性の肩こり」に移行します。肩こりという自覚症状だけでなく、様々な症状を引き起こす状態は、改善にも多くの時間が必要です。ここでは慢性の肩こりでみられる症状について解説します。

(a)頭痛

慢性的な肩こりの状態は頭痛を引き起こします。重症化すると「片頭痛」「緊張性頭痛」といった病気として扱われます。このようなケースでは、肩こりのアプローチとは別に頭痛への専門的な処置が必要になります。これらの頭痛が肩こりのさらなる悪化を招き、悪循環となるケースが多くみられます。

(b)眼精疲労

慢性的な肩こりでは眼精疲労を伴うことがほとんどです。後頭部には視界の良し悪しを左右する筋肉である後頭下筋が存在し、肩こりによる僧帽筋や板状筋の悪化により眼精疲労が顕著になります。
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(c)吐き気

慢性の肩こりが重症化すると、吐き気を訴えるケースがあります。吐き気は筋肉というよりも自律神経が関係した症状で、早急な対処が必要です。根本的な治療法はありませんが、肩こりの軽減が症状の緩和につながります。

運動やストレッチで改善が期待できる肩こりとは

(a)初期の肩こり

肩こりを自覚し始めて間もなくの時期であれば、運動やストレッチなどの筋肉を柔らかくするアプローチで改善が十分に期待できます。肩こりの原因が仕事であることを理由に改善を諦めてしまうと、慢性の肩こりに移行してしまいます。

(b)筋肉が原因の肩こり

筋肉が硬くなってしまっている、筋肉の血行が悪化していることによる肩こりの場合は筋肉を動かすことで改善が期待できます。運動に限らず、お風呂で身体を温めてあげることも効果的です。ヨガなどのゆっくりとした動きの運動もオススメです。

マッサージや専門的な対処が必要な肩こりとは

(a)肩こりが数年単位で継続している

初期の肩こりから慢性の肩こりへと移行した結果、思うように改善せずに数年の単位で時間が経過してしまった肩こりは運動やストレッチといったセルフでの改善は難しい状態です。マッサージや整体など外部から筋肉を柔らかくするようなアプローチが効果的です。

(b)片頭痛や吐き気など、神経の関連が疑われるもの

慢性の肩こりの中でも片頭痛や吐き気といった自律神経の関連が考えられる肩こりには専門医による精密検査や投薬によるアプローチが必要です。マッサージや整体といった筋肉へのアプローチでは改善が難しく、神経ブロック注射で症状を緩和させるなど神経学的な対処が必要です。また筋肉でも表面の筋肉ではなく深層の筋肉にアプローチできる「マイオセラピー」や「トリガーポイント療法」などの施術を並行して受けることで頑固な肩こりの症状を軽減することもオススメです。

肩こりとは、多くの国民が悩まされる症状であるにも関わらず、治療法が確立されていない「病気」といえます。肩こりを放置した結果、重症化するケースが多いという特徴があります。肩こりを自覚した段階で、積極的な改善を心がけましょう。

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