よくある痛み

頭痛薬を飲み過ぎると頭痛がする? 原因とメカニズムを解説!

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頭痛薬 飲み過ぎ

頭痛薬を服用する「頻度」について考えたことがありますか? 頭痛に対して「頭痛薬を服用」することが習慣になっている場合、頭痛薬を服用する「量」と「期間」を適切にコントロールする必要があります。なぜなら頭痛薬の服用には恐ろしい副作用と将来的なリスクが潜んでいるからです。今回は頭痛薬の飲み過ぎが引き起こす副作用と将来的リスクについて解説します。

現在の頭痛薬服用への一般的な見解とは

現代の医療では昔と違って「薬害」という概念が広く知られています。つまり「薬による弊害(副作用)」という考え方です。痛みや不調を解決したり緩和することが目的の「薬」が、おもわぬ結果をもたらしたり、新たな問題を引き起こしたりすることが問題視されています。ここでは頭痛薬の服用についての考え方を解説していきます。

(a)問題は服用の「量」と「期間」

頭痛薬は頭痛の痛みを和らげてくれる優秀な薬で、とても歴史があります。最近では病院に限らず薬局でも手軽に購入できるようになりました。しかしその便利さがゆえに、頭痛に対して自己判断での服用が問題視されている現状があります。頭痛薬の服用が問題視される点は、服用の「量」と「期間」です。頭痛の程度はひとによって、また状況によってバラバラです。頭痛が強い場合、頭痛薬の「量」を増やしがちですが、これは誤った服用方法です。頭痛が強ければ強いほど、多くの頭痛薬を服用して痛みを緩和させようとしてしまいますが、これは次第に頭痛薬の「効き目」が弱くなってしまうことに繋がります。頭痛薬に限らず、「薬」は多飲することで「効き目」が弱くなります。さらなる効果を求めてさらに薬の量を増やすというスパイラルに陥り、「中毒化」するのです。頭痛の頻度に合わせて頭痛薬を服用していると「中毒化」のリスクが高まります。
頭痛薬の服用が数年から数十年単位に及ぶと「長期服用によるリスク」が問題視されます。薬というのはどんな種類の薬でも「比較的短期間の服用」が前提として設計されています。なぜなら薬には必ず「副作用」が存在するからです。短期間の服用であれば薬のメリットを多く受け取れる。しかし長期間の服用はデメリットの方が多くなる傾向にあるのです。

量の問題 :薬の効き目が弱くなり、結果的に薬の服用量が増加し中毒化する
期間の問題:長期間の服用は薬のデメリット(副作用)が表面化してしまう

 

手軽さや便利さ、安全性の点で優れている頭痛薬は誰でも簡単に服用できる「大衆薬」になりました。それ故に、「何も気にせず服用しても良い薬」というイメージが強くなりました。しかし頭痛が国民病となり、頭痛で悩むひとが増える中で正しい服用の方法が理解されずに、現代では「頭痛薬による頭痛」という薬害で悩むひとが増加しているのが事実です。病院や製薬メーカーでは頭痛薬の適切な服用を促す啓蒙活動も行われています。あなたが何も気にせず頭痛薬を服用し続けている場合、服用の「量」と「期間」を見直してみることが大切です。

(b)頭痛の根本的解決策の不在

医療の世界は日進月歩です。頭痛の研究も以前に比べて進んでいて、原因やメカニズムについて解明が進んでいます。しかし、残念ながら未だに「治る病気」とはいえないのが現実です。頭痛を緩和したり止めることは頭痛薬でも可能です。しかし頭痛薬の効き目が切れれば再び頭痛が引き起こされます。頭痛で悩む多くのひとは、頭痛のたびに頭痛薬を服用するしか選択肢がありません。頭痛には種類があり、原因もざまざまです。しかし頭痛薬が有効なのは「痛み」という感覚のみです。原因の部分に対して根本的な改善や効果をもたらす薬はなく、原因の特定そのものが困難なケースも珍しくありません。このような現状を踏まえて考えると、頭痛に対する選択肢が頭痛薬以外に存在しないといえます。
頭痛を根本的に改善する選択肢が存在しないために、頭痛薬を服用し続けるしか方法がありません。結果的に、ひどくなる頭痛の痛みには多くの頭痛薬を服用し、長期間の服用に陥ることになります。頭痛の根本的解決策の不在が、頭痛薬の飲み過ぎを引き起こしているのです。

頭痛の対策:根本的ではないが、頭痛薬の服用しか選択肢が存在しない

頭痛を抱えるひとからすると、非常に苦しい状況です。辛い頭痛を改善したいにも関わらず、選択肢が頭痛薬しか存在せず、頭痛薬の服用をすることで副作用の危険を高めてしまうわけです。まさにジレンマの状態です。
最近では頭痛薬の種類も豊富になり、頭痛薬としての選択肢は増えました。また複数の頭痛薬を使い分けることでリスクを減らす考え方も登場しています。ぜひ頭痛の専門医に相談することをオススメします。

頭痛薬 飲み過ぎ

頭痛薬の服用が引き起こす具体的な副作用と将来的なリスク

頭痛薬は一般に広く使われるようになってから歴史が長く、副作用や長期服用による将来的リスクについて研究が進んでいます。ここでは頭痛薬の飲み過ぎによる副作用とリスクについて解説します。

(a)頭痛薬の副作用

代表的な副作用は薬物性の頭痛です。前述のように、頭痛を緩和するための頭痛薬が原因となって引き起こされる頭痛です。頭痛薬を服用することで頭痛が起きたり、服用によって一時的に頭痛が緩和されるものの時間がたつと再び強い頭痛が発生したりします。ひとによっては「頭痛薬を飲んだのに効かない」と感じることもありますが、頭痛薬が効いていないというより新たな頭痛を引き起こしていると考える必要があります。
頭痛薬の服用では胃腸に副作用がでることがあります。胃腸の倦怠感、鈍痛、不快感、胃もたれ、食欲不振などひとによってその程度はさまざまです。普段は胃腸の不調を感じていないひとが、頭痛薬の服用によって胃腸に違和感が発生した場合は頭痛薬との関連を疑う必要があります。

(b)頭痛薬の将来的なリスク

頭痛薬による副作用が長期間にわたり継続された場合には、内臓に負担が蓄積されて取り返しのつかない病的な状態に陥ることが指摘されています。代表的なリスクは肝機能障害です。肝臓の機能が低下し、最終的には肝機能不全という致命的な状態に陥る可能性もあります。また腎機能障害も、頭痛薬の長期服用のリスクとして指摘されています。どちらも一度失われると回復の難しい臓器です。

頭痛の緩和を目的に服用していた頭痛薬によって身体の重要な臓器が障害を受ける可能性があります。頭痛薬服用による副作用と将来的リスクは認識しにくい状態で進行し、時間差で表面化するのが特徴です。頭痛薬の安易な服用はもちろん、可能な限り「服用しない」ことが一番といえます。

頭痛薬の卒業と同時に頭痛解決に必要なこと

頭痛薬は、服用しない状態が理想です。しかし、辛い頭痛があるにも関わらず、我慢して頭痛薬の服用を控えることが正しいともいえません。適切な用量・用法を守って上手に頭痛をコントロールすることが大切です。ここでは頭痛薬との向き合い方や考え方について解説します。

(a)頭痛薬を止めることが解決策ではない

頭痛薬の副作用と将来的リスクを必要以上に警戒することはありません。服用する頻度や量をコントロールし、頭痛薬に対する依存度を高めないようにすればとても役に立つ薬です。問題は上手に頭痛薬を活用しながら頭痛そのものの改善策を見つけることができるかどうかです。頭痛薬の服用を止めただけでは副作用と将来的リスクが解決されるだけで、頭痛そのものは何も改善されていません。頭痛を解決することが、頭痛薬の服用を減らし、副作用と将来的リスクを軽減することにつながります。頭痛の改善を目指し、頭痛の頻度が減り、結果的に頭痛薬を服用する必要がなくなることが理想です。やみくもに頭痛薬の服用を中止することはかえって辛い状態を招く可能性もあります。頭痛薬はコントロールしながら活用し、頭痛改善に必要な対策を確実に実践することが重要です。

頭痛薬 飲み過ぎ

(b)頭痛薬に頼らない頭痛の解決方法

臨床の現場において、頭痛の改善を希望されるひとは一定の割合でいます。頭痛薬を飲みたくない、頭痛薬を飲むと胃腸の調子が悪くなってしまうので飲めない、妊娠を考えているので頭痛薬が服用できなくなることが不安、など理由はさまざまです。このようなケースはいわゆる「頭痛持ち」とよばれる方々で、すでに長期間にわたり頭痛が継続している状態が考えられます。つまり慢性的に頭痛があり、一時的に起こる頭痛とはメカニズムが異なると判断されます。もはや原因は単体ではなく、複数の要因が絡まりあっている状態です。改善までに時間がかかることが多く、数か月単位でのアプローチが必要です。しかし筋肉を柔らくすること、運動を習慣化すること、食事の見直し、メンタルコントロール、睡眠習慣の改善、などあらゆることを検証し頭痛の原因を探ることが改善への道となります。頭痛薬を服用して、簡単に痛みが緩和されることと比較すると非常に地道です。しかし現代の医学で治療法が確立されていない現状では、あなた自身が頭痛の引き起こさない「健康的な身体」を目指す以外に方法がありません。頭痛薬の服用は対処療法であって、根本的な治療ではないことを理解することが大切です。

頭痛薬を飲み過ぎることの副作用と将来的リスクは、忘れたころにやってきます。頭痛薬の服用を中止しても、副作用と将来的リスクがすぐに解消されるわけではありません。つまり頭痛薬の服用は頭痛の痛みを軽減してくれる一方で、副作用と将来的リスクを確実に蓄積させてしまうのです。副作用と将来的リスクを少しでも減らすために、頭痛薬の服用は慎重に判断することが重要になります。

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