頭痛=偏頭痛とは限らない
肩こりや眼精疲労で起こる頭痛の存在
臨床の現場で頭痛を抱えている人のお話を聞くと「インターネットで調べたら偏頭痛でした。」という”自己判断”が多いことに驚かされます。痛みの場所や程度、頭痛の頻度などから総合的に判断されているのだと思います。頭痛の引き起こす原因は根本には神経、血管(血圧)、筋肉の硬さなどが指摘されていますが人によってはストレス、季節の変化、気圧の変化、体勢(立ち眩み)、食べ物、眼の疲れ、噛み合わせ、肩こりなど本当にバラバラです。本人が自覚していない要因が原因となって頭痛を引き起こしているケースもあります。年に数回程度の頭痛なら気にする必要はないかもしれません。しかし継続的に起こる頭痛は安易に偏頭痛と自己判断せずに客観的な視点で原因と対策を講じることが大切です。
臨床の現場では頭痛の改善を目的として施術を受ける人が多くいます。薬に頼りたくない、薬を飲みたくない、薬が飲めない(妊娠や持病)など理由は様々です。またロキソニンをはじめとした頭痛薬が根本的な改善につながらないと考えている人もいます。基本的に薬に依存することは回避すべきことです。しかし原因を探らず自己判断で対策を続けることも根本的な解決になるとは言えません。原因を調べて、原因を解決する方法を選択することが頭痛改善の一番の近道です。