よくある痛み

頭がズキズキ痛い! 頭痛が治らない時にチェックすべき原因9選

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頭痛 チェック

つらい頭痛を根本から改善したいと思いませんか? みなさんこんにちは。笹塚トレース整骨院の石垣です。薬で痛みだけを緩和させても再び頭痛が起きる不安から解消されたい場合は「頭痛」から「頭痛を引き起こす原因」に着目することが重要です。原因を探し、頭痛の種類を特定し対策を立てるのに役立つ9つのチェックポイントをご紹介します。

(a)肩こり

頭痛を訴える人の多くの原因は、肩こりで、頭痛に悩む人が真っ先にチェックすべきポイントです。疲労や仕事で肩こりの悪化に比例して頭痛が起きます。臨床の現場でも、普段から肩こりがあって肩こりを放置していると頭痛が出るという話をよく聞きます。また肩こりの「自覚」が無い人でも筋肉がガチガチに凝り固まっているケースも珍しくありません。自覚のある人はもちろん、自覚の無い人でも筋肉の状態を確認し強い緊張がないかを確認しましょう。

(b)首こり

肩と隣り合わせに位置する首周辺の筋肉が硬くなると頭痛を引き起こします。首周辺の筋肉は単純に疲労が蓄積するだけでも硬くなりますが、他にも眼精疲労や噛み合わせ(歯ぎしり、噛み締め)、視力の低下(視界不良)でもストレスを受けることにより硬くなります。これらは無意識にうちに硬くなるケースがほとんどなので専門の歯科、眼科を受診してストレスの原因になっていないかを確認しましょう。

(c)背中

背中の筋肉は肩と連動してストレスを受けることで頭痛を引き起こします。強い猫背姿勢であることが要因であることもありますが、姿勢と関係なく単純に筋肉の硬さだけでも頭痛の原因となります。背中の筋肉の硬さも、自覚がないケースが多く、マッサージや整体で客観的に状態を判断してもらうことが大切です。

ケガによる頭痛

ケガによって引き起こされる頭痛の多くは怪我をした直後よりも時間が経過してから出現することが多く、原因を見落としがちです。

(a)首のむち打ち

交通事故で損傷の多い首の「むち打ち症」は頭痛を引き起こす原因となります。交通事故による衝撃で頸椎を痛めるケースが多いですが、最近では脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)という隠れた頭痛の原因が注目されています。 交通事故のむち打ち症に限らず、高所からの落下や頚椎への強い衝撃でも慢性的な頭痛を引き起こすことがあります。このような場合は頭痛そのものよりも、頭痛を引き起こす原因の特定が重要です。数年から十数年の単位で大きなケガや交通事故の有無を調べることが必要です。頭痛の出現が最近のことであっても昔のケガが関係しているという認識を持ちましょう。

(b)落下

高所から落下によって頭部を強打したことによって頭痛が引き起こされます。例えば幼少期に公園の遊具や抱っこされた状態から誤って落下するなどの出来事です。幼少期はこのようなアクシデントが起きても打撲で済まされることがほとんどですが、頸椎や靭帯、神経にダメージを残すことになります幼少期に残したダメージが、成長するにつれて表面化することで頭痛となります。

(c)運動

頭部や頚部に連続して衝撃が加わるような運動が引き金となって頭痛を引き起こすことがあります。ラグビー、アメフト、剣道、サッカー、ボクシングなどは衝撃の程度からして「軽度のむち打ち症」を繰り返し受けているようなダメージをとなります。これも現役時代は問題がないケースが多く、引退後の時間が経過した時点で頭痛が出現することが多い傾向にあります。

自律神経による頭痛

自律神経が様々な影響を受けることでも頭痛は引き起こされます。

(a)週末型頭痛

週末または休日になると決まって頭痛が出現するのは週末型頭痛と言われています。これは自律神経でいう「onとoffの切り替え」が円滑でないことが原因であると考えられています。仕事の日が緊張が強く、休日は極端にリラックスしてしまうという「ギャップ」が強いと頭痛を引き起こします。

(b)低気圧頭痛

天気の影響による頭痛です。主に晴れから雨に変わる気圧の変化(低気圧)による影響で、体内の浸透圧が気圧の変化によって血管の収縮することで頭痛が発生します。頭痛としては一時的ですが、天気が悪くなる少し前から頭痛が始まり、実際に天気が悪くなると緩解するのが低気圧頭痛の特徴です。

(c)自律神経失調症

自律神経失調症ではその名の通り、自律神経の働きが低下、または不全、となって頭痛が引き起こされます。自律神経のうち、交感神経または副交感神経のどちらかに極端に傾いた状態であることが問題であると言われています。週末型頭痛や低気圧頭痛のような一時的な頭痛と違い、不規則かつ不定期に出現する頭痛で期間も長期間に及ぶことが多い傾向にあります。

精神的な要因と薬害頭痛

原因の特定と解決が困難な頭痛として精神的な要因と薬害頭痛があります。

(a)心の健康が原因となる頭痛

精神的な影響で頭痛を引き起こすことがあります。ストレスや抑鬱状態は自律神経の働きを乱し、筋肉や血管を極端な緊張状態または極端な無気力状態にしてしまいます。このような状態が長期間に及ぶと自律神経が身体をコントロールすることが難しくなり、慢性的な頭痛に悩まされることになります。心の問題だけに解決が難しい場合もありますが、ロキソニンなどの頭痛鎮痛剤よりデパスなどの抗精神病薬が有効なケースがあります。頭痛の原因が精神的な要因によるものと考えられる場合は心療内科への受診も検討しましょう。

(b)頭痛薬の飲み過ぎによる頭痛

頭痛薬は適度な服用は痛みを緩和してくれます。しかし頭痛薬の過剰な服用は頭痛の原因となることが指摘されています。これは薬物乱用頭痛と呼ばれるもので頭痛薬の服用が過剰であること、服用の期間が長期間に及ぶことが問題視されています。この頭痛の解決が難しいのは、頭痛を緩和する目的で服用する頭痛薬が原因である点です。この頭痛を解決する為には服用を控える必要があります。しかし服用を控えると頭痛は緩和されないというジレンマが問題の解決を複雑にしているのです。気軽に服用できる頭痛薬のメリットが、反対にデメリットになってしまうのです。頭痛薬の服用が長期間に及ぶ場合は専門医の判断を受けましょう。

頭痛は様々な要因で起こります。身近なものから意外なものまで、自分だけで判断するには難しいケースもあります。この記事を参考にしてあなたの頭痛の原因を探ってみましょう。

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