(a)筋トレで筋肉に負荷をかけるデメリット
筋トレは筋肉を鍛えるために行います。「鍛える」というと良い響きですが、つまりは「負荷」をかけることと同じ意味になります。言葉から受ける印象には違いがありますが、「鍛える」と「負荷」は筋肉に対して同じ結果をもたらします。実際に筋トレを行なっている人であれば分かると思いますが、筋トレを行なうと関節や筋肉に痛みを抱えることが多くあります。筋肉痛とは違い「ケガ」レベルの痛みです。筋トレの方法、負荷の量の調節は非常に難しく、筋トレ初心者は特に身体を痛めやすいといえます。筋トレで鍛えた分、筋肉が増えていくかというとそんなことはありません。関節の痛みや筋肉の疲労をしっかりとコントロールすることが必要です。腰痛を改善する目的で筋トレを始めたにも関わらず、筋トレによって腰痛が悪化することもあります。筋トレという行為はケガや痛みと表裏一体の存在で、健康を目指すつもりがケガや痛みを引き起こしてしまうというデメリットの存在を理解しましょう。