(b)膝の位置
お尻を突き出す動作と同様に、腰を落とすと膝の関節を深く曲げることになります。この姿勢は太ももの筋肉の強化になる一方で、関節にも大きな負担となります。スクワットでは腰を曲げる際に「膝はつま先より前に出さない」ことが良い姿勢とされています。しかし膝をつま先より前に出さない姿勢は膝の関節に対して上半身を重量の多くを乗せてしまいます。これはお尻や太もものに十分な筋力がある状態でなければ「負担」でしかありません。スクワット初期は膝の位置をつま先よりも前に出して、膝への負担を軽減させるフォームを意識すべきといえます。