慢性的な痛み

実は簡単? 温湿布と冷湿布の使い分けと期待できる効果とは

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温湿布 効果

ドラックストアや薬局でみかける「温湿布」にはどのような効果があるとおもいますか? イメージとしては「温熱効果」が浮かびますが実際に湿布に含まれる成分から考えた場合、少し違った実態が浮かび上がります。今回は温湿布を貼ることで期待できる効果について解説します。

温湿布を貼ることで期待できる効果とは

関節の痛みや筋肉の疲労回復の際に手軽にできる処置として「湿布を貼る」ことが一般的です。病院に行かなくても購入できますが、どのようなケースで温湿布が有効なのでしょうか。ここでは温湿布を貼ることで期待できる効果について解説します。

(a)温かく感じる「温感作用」

温湿布の「温」は唐辛子成分であるカプサイシンによる効能と考えられます。実際に身体に温湿布を貼るとジンワリと温かみを感じます。温湿布を貼る前と比較すると確かに違いがあるように感じられます。温湿布に含まれるカプサイシンは食材として唐辛子を食べることとは違い、皮膚感覚に作用するものです。実際に筋肉や血流に影響を与えるような「温熱効果」は使い捨てカイロやお風呂に入ることでしか得られません。つまり温湿布に「温熱効果」のような変化があるかといえば、そうではありません。また含まれるカプサイシン量は極微量で、皮膚に直接触れても発赤やただれが起きないレベルです。反対に温湿布を貼ることで皮膚がヒリヒリしたり赤くなってしまう場合は、カプサイシンのような刺激成分に対して過敏な反応を示す体質であることが考えられます。医師の処方箋が必要ない医薬部外品であることを考えると、カプサイシンによる温熱効果はほとんど期待できないといえます。

(b)痛みの緩和、軽減

温湿布に限らず、冷湿布も含め「湿布」全般に含まれている「消炎鎮痛剤成分」により、「炎症」を「消す」ことで「痛み」を「鎮める」という一定の効果が期待できます。温湿布であっても冷湿布であっても、湿布を貼ることで期待できる効果のほとんどは「消炎鎮痛剤成分」によるものといっても過言ではありません。痛みは神経過敏や物理的な刺激、ストレスによって引き起こされますが、「炎症の痛み」に対して消炎鎮痛剤が有効であることを意味します。炎症が関係しない痛みの場合は消炎鎮痛剤を使用しても痛みが改善されません。つまり足首の捻挫や肉離れで炎症が起きている場合に湿布を貼ることで、痛みの軽減が期待できることになります。「温湿布」と「冷湿布」がいずれも温度の変化が期待できないことを考えるとどちらを使用しても問題ないことになりますが、炎症に対しては「冷却」が推奨されているので強いて選ぶなら「冷湿布」ということになります。

温湿布 効果

冷湿布との使い分け

上記でも少し触れましたが、温湿布でも冷湿布でも温度の変化はほとんど期待できません。しかし温と冷と2種類の湿布がある以上、使い分けを意識したいと考えることも理解できます。ここでは湿布に含まれる成分によって温度の変化があることを前提として使い分け方法を解説します。

(a)炎症の痛みには「冷湿布」が効果的

上述のように、湿布には種類を問わず消炎鎮痛剤成分が含まれます。最近では薬局やドラックストアで購入できる消炎鎮痛剤成分の種類が増え、含有量にも違いがみられます。湿布を貼る目的が捻挫や打撲などで、炎症症状である「腫れ」「熱感」「発赤」といった状態があり、はっきりと「痛み」のある場合は冷却を行うことが「緩和」につながります。つまり「冷湿布」を選択することになります。反対に日頃から感じている慢性的な肩こりや腰痛を緩和する目的で湿布を選択する場合は、筋肉を柔らかくしたり血行を促進する温熱効果を狙うことが大切になりますので「温湿布」を選択することが良いでしょう。温熱と冷却の使い分けは上記の内容が原則です。しかしスポーツ選手が競技中に足首を捻挫した場合、冷湿布を貼るかといえばそうではありません。冷湿布に含まれる冷感作用と消炎鎮痛剤成分よりも氷水で患部を入念に冷却することのほうが炎症を鎮める効果が期待できます。また温湿布を使うことよりも、お風呂に浸かり身体をポカポカに温めることのほうが効果的です。温湿布や冷湿布を使って温熱効果や冷却効果を狙うのは気休め程度と考えましょう。

(a)炎症の痛みには「冷湿布」が効果的

上述のように、湿布には種類を問わず消炎鎮痛剤成分が含まれます。最近では薬局やドラックストアで購入できる消炎鎮痛剤成分の種類が増え、含有量にも違いがみられます。湿布を貼る目的が捻挫や打撲などで、炎症症状である「腫れ」「熱感」「発赤」といった状態があり、はっきりと「痛み」のある場合は冷却を行うことが「緩和」につながります。つまり「冷湿布」を選択することになります。反対に日頃から感じている慢性的な肩こりや腰痛を緩和する目的で湿布を選択する場合は、筋肉を柔らかくしたり血行を促進する温熱効果を狙うことが大切になりますので「温湿布」を選択することが良いでしょう。温熱と冷却の使い分けは上記の内容が原則です。しかしスポーツ選手が競技中に足首を捻挫した場合、冷湿布を貼るかといえばそうではありません。冷湿布に含まれる冷感作用と消炎鎮痛剤成分よりも氷水で患部を入念に冷却することのほうが炎症を鎮める効果が期待できます。また温湿布を使うことよりも、お風呂に浸かり身体をポカポカに温めることのほうが効果的です。温湿布や冷湿布を使って温熱効果や冷却効果を狙うのは気休め程度と考えましょう。

(b)激しい運動の直後、筋肉のケアとして冷湿布

「冷感」は皮膚感覚として「冷たく感じる」ことです。寒冷環境で長時間過ごすような特殊な状況でもない限り、顕著な体温低下を起こりません。しかし「冷却」は皮膚感覚を通り過ぎて「痛覚」や「感覚麻痺」のレベルまで温度が低下します。炎症によりジンジンと痛むケースでは氷水で炎症部分を冷却し、痛みの感覚が消えるまで継続することが早期回復につながります。激しい運動をした後、痛みを伴う筋肉痛や筋肉の張り感などは冷湿布や冷却の処置が痛みや張り感の軽減、緩和につながります。冷湿布には冷却レベルの効果は期待できません。しかし氷水などの処置が難しい場合には消炎鎮痛剤成分を含む冷湿布の活用がオススメです。

温湿布の代用品として使い捨てカイロ

温湿布 効果

臨床の現場でも「温湿布を貼って温めたほうが良いか」という質問を受けることが多いですが、使い捨てカイロを貼る方が有効です。特に冬、寒い時期に悪化しやすい慢性の肩こり、季節の変わり目に起こりやすいぎっくり腰の予防を目的とした場合は、消炎鎮痛剤の効果はほとんど期待できません。ここでは優秀な温熱効果を持つ使い捨てカイロについて解説します。

(a)温湿布よりも期待できる温熱効果

使い捨てカイロは昔からある冬の定番アイテムです。カプサイシンのような皮膚感覚として温かさを感じるものではなく、鉄と酸素による化学反応の際に出る実際の「熱」を利用しているので温度の上昇が起こります。使い捨てカイロをお腹や背中に貼ることで寒い状況の中でも温かく過ごせるといった経験を持つ方もいらっしゃると思います。お風呂で身体を温めることと同様に、使い捨てカイロの温熱効果は筋肉の硬さを和らげたり血行促進に役立ちます。

(b)慢性の肩こりや腰痛、鈍痛に効果的

最近では癌治療の新たな選択肢として温熱治療が注目されています。身体を傷つけることなく、そして人間が本来持つ免疫を活性化させる効果が期待されています。筆者が患者さんにお伝えするアドバイスでもお風呂に浸かり身体を温めること、お風呂上りに身体を冷やさないこと、日中に外出する際は初めから使い捨てカイロを身体の辛い箇所に貼ることなどを徹底しています。寒さは慢性の肩こりや腰痛を「悪化」させてしまう大きな要因です。携帯性に優れる使い捨てカイロはとても便利なアイテムです。また昔のケガ、いわゆる「古傷」のような鈍痛の緩和ケアにも使い捨てカイロが用いられます。膝や肘に装着するサポーターに使い捨てカイロを入れるポケットがついているものがあり、サポーターを装着することで常に使い捨てカイロの温熱効果を活用できる仕組みです。

温湿布 効果

筋肉がガチガチに硬くなってしまうことで肩こりや腰痛の悪化が起こる場合、使い捨てカイロの活用は検討する価値のあるアイテムです。

 

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