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肩こりで温めるのは間違い? 正しい温熱の方法と2つの考え方

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肩こり 温める

肩こりを改善する方法として気軽に行えるのが「温める」です。しかし、すべての肩こりに効果が期待できるわけではありません。肩こりの改善に「温める」ことでどのくらい改善が期待できるのかについて解説します。

温めることで肩こりが改善される理由とは

[温める]ことで肩こりが改善される理由があります。ここではなぜ「温める」ことが肩こりの改善に役立つのかについて解説していきます。

(a)血行促進

温めることで身体に起こる変化として大きい要素は「血行促進」です。人間の身体は体温によって活動性が変化します。寒冷環境では機能が低下し、温暖環境では上昇します。つまり身体は温かい方が活発に機能するということになります。血行が促進されるということは各臓器や器官への酸素、栄養の供給が十分に行われ、身体とって好循環を生み出します。肩こりが局所的な筋肉疲労であると考えた場合、温めることで血流を促進してあげることが肩こりの改善に役立つと考えることができます。

(b)筋肉の弛緩

筋肉は寒冷環境において体温を維持するために活用されます。筋肉を震わせることで熱を生み出す仕組みです。これは筋肉にとって大きな負担となり、肩こりの原因となる「筋肉の硬さ」につながります。つまり筋肉にとって温かい環境はストレスフリーな状態にあるといえます。筋肉を温めることは血流を促進するだけでなく、筋肉をリラックスさせる効果があります。肩こりの原因において筋肉の硬さは重要なポイントです。硬くなった筋肉を弛緩させる「温める」という行為は肩こり改善に役立つといえます。

(c)副交感神経優位の効果

身体を温めることで得られる変化は血流や筋肉といった部分的な要因に限りません。自律神経を構成する「副交感神経」は温めることで働きが活発になります。副交感神経は身体をリラックスさせる神経で、身体にとって疲労回復や免疫力を向上させる重要な働きを担っています。一方で、肩こりに悩む人の身体は交感神経が優位になっているケースが多いといわれています。交感神経は身体を興奮させる神経で筋肉は硬くなり、血流も低下する傾向がつよくなります。つまり肩こりの改善には、自律神経でいうところの「副交感神経」の活用が欠かせません。身体を温めることによって、副交感神経の働きを活発にしてあげることが肩こりを改善する上で効果的であると考えることができます。

肩こり 温める

すべての肩こりで温めることが有効なのか

肩こりの改善には「温める」ことが有効です。しかしすべての肩こりに効果が期待できるかといえばそうではありません。手軽にセルフでできるというメリットがある一方で、効果は限定的であると言わざるを得ません。ここでは「温める」ことで得られる現実的な効果について解説します。

(a)軽症な肩こりには期待大

肩こりの程度について厳密な分類はありません。他者と比較することも難しいのが現実です。しかし「肩こりを感じるようになって日が浅い」「慢性的でなく一時的な肩こり」「頭痛や吐き気といった肩こり以外の症状がない」といった場合には比較的軽症の肩こりを捉えることができます。適切な処置によって改善が十分に期待できる状態です。重症化する前の肩こりであれば「温める」ことが肩こり解消につながります。仕事などで肩こりを自覚しても「お風呂に浸かり身体を温める」「運動して体温を上げる」といった対処法が有効です。肩こりを自覚した段階で身体を温めることや身体を冷やさないなどの意識を持つことが大切です。

(b)重症な肩こりは期待薄

比較的軽症な肩こりの段階を過ぎ、重症化してしまった肩こりの場合は「温める」ことで得られる効果はあまり期待できません。まったく効果がないということはありませんが、ひどい肩こりに悩むひとからすると「気休め程度」というのが現実のようです。実際、重症化した肩こりを抱えるひとは、毎日お風呂に浸かったり身体を冷やさないように気を付けていることがほとんどです。一般的に肩こり改善に有効とされることは実践しています。肩こりを改善するというよりも、温めることでさらなる悪化を防ぎ、なんとか現状を維持しようというのが現実的な目標値となります。重症な肩こりであるにもかかわらず「温める」という方法にだけ頼って改善を期待することは得策とはいえません。

温めること以外に肩こりを改善する方法

重症な肩こりで悩むひとに向けて「温める」以外の方法について解説します。長年にわたり肩こりで悩む人が実践する方法です。ぜひ参考にしてください。

(a)外部からのアプローチ

重症な肩こりを抱えるひとは「温める」「身体を冷やさない」といったことを習慣として意識しています。その上で、自力で改善する方法以外のアプローチも積極的に取り入れています。マッサージや整体といった手段で外部から物理的に筋肉にアプローチします。外部からのアプローチは身体が本来的に持つ自然治癒力をサポートする効果が期待できます。肩こりという症状は本来なら休養によって自然に回復するものです。何らかの原因によって回復が追い付かず、蓄積してしまっていることを考えると、マッサージや整体といった外部からのアプローチはぜひ取り入れるべき対処法といえます。

(b)内部からのアプローチ

内部からのアプローチは主にセルフでおこなう対処法です。定期的な運動で代謝を高めること、汗をかくこと、十分な休養を取ること、旅行や自然に触れる時間を確保するのもオススメです。また食事の面では暴飲暴食を避け、胃腸に負担となる肉食から菜食へとシフトすることも大切です。現代人の不調の多くは内臓の疲れが関わっています。週末のファスティングが断食、粗食など内臓を意識した生活を送ることも試してみる価値があります。

身体にマイナスになることを減らし、プラスになることを生活に取り入れていく、そのような意識が大切です。温めるのは身体にとってプラスになる要素の1つに過ぎません。身体を温めることを習慣化し、その上で生活の見直しをおこなうことが肩こりの改善に役立つものと理解しましょう。

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