(a)坐骨神経は身体の神経の中で最も太く長い
坐骨神経は人体の神経の中でもっとも長い神経として有名です。腰から始まる坐骨神経は部位によって名前を変えながら足の裏まで伸びるとても長い神経です。つまり下半身を司る重要な神経です。坐骨神経は全長が長いゆえに、どこか一か所に問題が起きると坐骨神経全体に影響が波及します。坐骨神経痛で問題となる梨状筋(りじょうきん)ではお尻の部分の坐骨神経を圧迫することにより足全体のしびれを引き起こします。
坐骨神経は人体の神経の中で最も太い直径を有しています。神経においてこの太さという要素は下記に示す「影響を受けやすい」という点で不利な構造と考えられています。つまり坐骨神経は最も太いがゆえに最も影響を受けやすい神経といえます。