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膝が痛くて正座ができない? 膝窩筋(しつかきん)が原因かも! 

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膝窩筋

最近は機会の減った「正座」ですが正座にかぎらず「しゃがむ」といった動きには膝を深く曲げる動作が必要になります。膝を深く曲げると膝の中心が痛むケースや膝を深く曲げてしゃがんだ状態から立ち上がろうとして膝を伸ばすと痛みがでるなどの場合があります。「常に痛いわけじゃないけ・・・」なんて方に向けて改善ポイントをお伝えします。

 

膝窩筋

膝窩筋の関連が考えられる事例

(a)痛みで膝が完全に曲げられない

正座のポジションがとれず、しゃがむのもひと苦労の状態です。これは膝窩筋だけの問題ではないレベルですが完全に曲げられないという可動域の問題と、曲げると痛みがでるという問題の2つがありますがこの膝窩筋は可動域制限の改善と痛みの軽減が期待できます。

(b)正座はできるけど膝の中が痛む

このレベルの方が多いかとおもいますがしゃがむ動作で痛みがあり、靴紐を結ぶ時に膝を深く曲げることが困難な状態です。その後立ち上がる時にも痛みがあります。曲げる時の痛みだけでなく伸ばした時にも痛みを感じ、時間が経つと治まります。これは膝窩筋の影響で膝の「正しい曲がり方」が出来ない状態です。膝窩筋へのアプローチで正しい膝の曲がりが期待できます。

(c)歩いている時に膝が「カクカク」する

これは膝の「不安定感」に膝窩筋が有効という考え方です。膝の関節を構成する骨の位置関係を微妙にずらしてしまうことが原因と考えられます。歩いている時の「カクカク」といった違和感や階段を降りる際の不安定感は膝窩筋へのアプローチで解消されることがあります。

膝窩筋のアプローチで期待できること

(a)膝の関節の「奥」に感じる違和感

膝窩筋で期待できることはよくある膝の内側・外側の痛みやお皿(膝蓋骨)の上下が痛むといった症状よりも、膝の内部・中心部の鈍い痛みや歩くときの違和感です。また前述した膝の深い屈曲で生じる痛みの場合に膝窩筋のアプローチが検討されます。

(b)運動後の膝裏の「張り感」

長時間のランニングやウォーキングで膝の裏に筋肉の張り感や緊張、硬さを感じているひともこの膝窩筋の可能性があります。運動の前後で膝の裏を触ってみると硬さや張り感が変化していることがわかるとおもいます。この状態が長期間にわたり継続されるといずれは膝の痛みが出現する可能性があり、膝の状態をチェックする1つのポイントにもなります。つまり膝に痛みがでる前段階を膝窩筋の状態から推測することが出来るのです。

膝窩筋がどの程度の張り感・硬さで痛みがでるのかは個人差がありますが、膝に痛みを抱えているひとの膝窩筋はほぼ例外なく硬さがあり強い緊張状態にあります。マッサージなどでこの膝窩筋に触れると強烈な痛みが伴い、あなたが膝の裏側に違和感や痛みをを感じた時点で膝窩筋はすでに状態が悪いと判断されます。

膝の痛みで原因として側副靭帯、十字靭帯、半月板などが多いですが、これらに器質的問題がないにもかかわらず、膝に痛みや違和感、不安定感などがある場合はこの膝窩筋のアプローチがおススメです。

笹塚トレース整骨院。記事の内容に基づいた施術はこちら

 

 

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