(b)正しく歩けないと身体が歪む
「痛みはあるけど、歩けるから平気」という誤った解釈によって痛みが放置された場合、正しく歩けない状態が放置されているのと同義であり、身体の歪みが進行します。例えば右足首を捻挫して痛みがある状態を想定すると、なるべく右足に体重を乗せないように歩くことになります。そうすると反対の左脚にかかる負担が増え、左脚一本で上半身を支える時間(タイミング)も増えます。2本の脚で支えていた上半身を左脚1本で支えるには上半身を左に傾けてバランスを取らなくてはなりません。これによって上半身が歪みます。また連結部分である股関節や土台となる骨盤も歪むことになります。歩けるから平気という認識を改め、正しくない歩き方を1秒でも短縮させることが歪みを防止すると理解しましょう。