状況
患者さんの自覚としては慢性的な眼精疲労でした。その眼精疲労が徐々に悪化し、まぶたが重く感じ開きにくくなっていました。まぶたの重みで視界も狭くなり、試合後のボクサーのような、または極度の寝不足か過剰に寝すぎた後のような目の周りが腫れぼったい顔です。病院にいったところ眼瞼下垂の診断を受け、手術を提案されたとのこと。
対処
この患者さんには肩こりも含めて後頭下筋群の集中的な施術を行ないました。後頭下筋群へのアプローチでは頭や眼球方向への関連痛(押されている場所とは違う場所に痛みを感じる現象)が多発し、筋肉が柔らかくなる変化を感じとることができました。おおよそ40分程度の施術です。
結果
患者さんの自覚として眼精疲労は大きく改善を実感されていました。視界も広がり、物がハッキリ見えると喜んでいました。外見上の目の腫れもスッキリと解消されていました。筆者も驚きましたが、鏡を見た患者さんが一番驚いていたのが印象的でした。改善の度合いから考えると、本当に眼瞼下垂であったのかという疑問も残りますが、結果的に患者さんの悩みは解消された事例です。