よくある痛み

腰痛の原因がわからないなら骨盤の歪みをチェックしよう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
腰痛 骨盤

腰痛を引き起こす原因として「骨盤」があります。骨盤が前後方向、上下方向に歪むことで筋肉や関節に負担が掛かり腰痛を引き起こします。臨床の現場では腰痛の改善に骨盤の歪みは必須の視点です。今回は腰痛と骨盤の関連について解説します。

腰が痛い原因に骨盤の左右差は関係するのか

数多くある腰痛の原因として骨盤の問題はわりと多く見られる要因です。痛みの強い場所が腰でなくお尻や太ももだったりすることもあり、骨盤を中心として腰・太ももの状態に大きく影響を受けます。骨盤の歪みは脚長差、股、ひざ、足首といった関節の痛みやハムストリング・アキレス腱、足底といった筋肉の痛みとして波及し、実際に不調を実感するタイミングではこれらが複合的に絡み合っている場合がほとんどです。脚長差、関節、筋肉のそれぞれの要因を分解して、かつ逆算してアプローチすることが大切になります。

骨盤の左右差で問題となる3センチの壁

骨盤の左右差というのは本当に個人差のある要因です。全く左右差のない人でも腰痛を抱えていたり、かなり左右差があるにもかかわらず腰痛がなかったりします。あくまでも腰痛のある人の原因の可能性の1つとして骨盤の左右差があげられるのです。では骨盤の左右差、何センチくらいから問題になるのでしょう。

(a)1センチ〜2センチ

骨盤の歪みで最も多くみられるレベルの左右差です。腰痛の原因として骨盤の左右差をあげるには弱い要因と判断します。この程度の骨盤の左右差は、強い腰痛を引き起こす要因としては可能性が低いレベルです。

(b)2センチ〜3センチ

このレベルでは腰痛の原因として検討すべき左右差となります。どのような動きで腰に痛みを感じるのか、膝や足首に痛みを感じたことがあるかなどいくつかの要因を総合的に判断します。

(c)3センチ以上

この段階では自分自身でも身近な人に「歩き方が変」などと指摘されていることが多く、腰痛に限らず背中の張り感や肩関節の痛みなど全身のアンバランスが原因となって出る症状が確認できるレベルです。

骨盤に3センチ以上の左右差がある場合、座る事・歩く事・走る事 の全てが痛みにつながります。

▼関連記事

患者さんから実際に問診してわかった骨盤が歪む原因一覧!!

腰痛 骨盤

骨盤が歪んだ状態とは

骨盤の左右差が3センチを超える場合、車でいうと4本のタイヤのうち1本がパンクしている状態です。または右足がヒールで左足がスニーカーで歩くとイメージしてください。とても歩きにくいですし、そのような状態で歩けば腰は股関節、膝などに痛みが出るのは時間の問題であり当然と言えます。
骨盤の歪みは静かにそして確実に関節や筋肉に負担をかけます。自分で認識することなく歪みは進行し、結果的に痛みや歩き方の変調によって歪みを認識することになります。つまり認識した時点で歪みは存在し、すでに関節や筋肉への影響はかなり蓄積されている状態です。これらは短期間というより長期間にわたり蓄積されていることがほとんどで、回復すまでに要する時間もそれなりに必要になります。

骨盤の歪みを改善する難しさ

誤解を恐れずにいえば「骨盤の歪み」そのものはわりと変化します。たとえば3センチ以上あった左右差が1センチ程度に整うことはそれほど難しいことではありません。問題となるのは左右差が軽減されたとしても股関節や膝に蓄積された筋肉の硬さがしぶとく残ることです。左右差のある状態で生活すると当然、筋肉に「硬さ」「張り」が生じます。この部分の回復は時間がかかり、痛みや歩き方の不調は継続することになります。

さらに脳みそに1度インプットされた「正しくない」歩き方を、「正しい」歩き方へと修正していくことも時間がかかり、あなたの努力やトレーニングが必要になります。
あなたが腰痛を改善したいと考えるのであれば骨盤の左右差だけを気にしていてはいけないという認識が大切になります。

今回は腰痛における骨盤の歪みについてまとめました。歪みのその先にある腰痛改善への道を知ることで早期改善を目指しましょう。

 

笹塚トレース整骨院。記事の内容に基づいた施術はこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

キーワードを入れてください

コメントを残す


記事に基づいた施術の相談