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実は怖い! 足首の捻挫が治らない話

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足首 捻挫 治らない

足首の捻挫は放置していても自然と治ると考えているひとが多いと思います。しかし実際は「いつまでたっても治らない」という状況に陥るケースも決して珍しくありません。しかも放置した結果、治らない捻挫の症状を治す方法は存在しません。

(a)痛みの常態化

通常であれば足首の捻挫というケガは一ヶ月、長くても二カ月もあれば回復します。つまり痛みが消え、歩いたり走ったり、または正座などの姿勢も問題なくできるようになります。しかしいつまでたっても痛みが消えずに「地面に足をつくと痛い」「走ると痛い」「常に鈍い痛みがある」といった状態を引き起こします。さらに運動などにより足首を酷使すると痛みが強く感じられることもあります。

(b)足首の変形

足首の捻挫は足首の構造を固定安定化するための「靭帯」の損傷を伴います。損傷を受けた靭帯は安定力を失い、関節の不安定化を招きます。その結果として少しずつ足首が変形していきます。このような変形は自然に改善されることなく、悪化の一途を辿ることになります。

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(c)捻挫を繰り返す

靭帯の安定力低下に伴い、足首の安定も著しく損なわれます。ちょっとした段差や階段で、足を地面に着地する際に簡単に足を捻ってしまいます。つまり再受傷のリスクが高くなり、後に靭帯の完全断裂といった重症な事態を招くことになります。

放置した捻挫を治す方法はあるか

いつまでたっても治らない捻挫に不安を感じて対策や改善方法を模索するものの、そんな簡単な話ではありません。

(a)病院

放置した結果、なかなか治らない捻挫を改善させる方法はありません。捻挫は適切に処置を施せば完治に至るケガですが、上記のように常態化した痛み、変形した足首、失われた安定性を取り戻す方法は確立されていないのが現状です。病院での処置は、痛みが強ければ湿布や痛み止め、足首の捻り癖については理学療法やサポーターによる固定が推奨されていますが、そのような方法はあくまでも対症療法であり、改善には至りません。

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(b)運動

考え方の1つとして「足首の強化」があります。弱くなってしまった靭帯の不安定感を、筋力トレーニングによって「補う」という発想です。スポーツの現場でなどで広く知られる方法ですが、筋力トレーニングによって靭帯の機能を補えればベストですが現実にはあまり効果的とは言えません。ただ、現実的にはこの方法しか無いと考えられています。

(c)マッサージ

マッサージで放置した捻挫が改善するのか。疑問に感じる方もいらっしゃるとおもいますが、整骨院には治らない足首の改善を希望する方がよく来院されます。病院や筋力トレーニングをしても改善がみられず、マッサージで何とかアプローチできないかと相談に来られるケースであり、つまりは万策尽きた状態です。上記の三つで言うと「痛みの常態化」と「足首の変形」の2点については改善が可能です。つまり治らない足首の捻挫で現実的な問題となるは「捻挫を繰り返す」ことです。しかしこれはテーピングやサポーターの活用により補完することができます。

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治らない足首の捻挫において、マッサージによるアプローチは現実的に問題の解決が十分可能です。しかし湿布を貼る、鎮痛剤を服用する、筋力トレーニングをする、といったアプローチでは何一つとして解決には向かいません。この違いを理解して解決までの方法を検討すべきといえます。

足首の捻挫を完治に導くために

今更ではありますが、足首を捻ったときにどのような対処法を行えば「治らない足首の捻挫」を予防できるかという視点に確立に役立ててください。

(a)アイシング

アイシング(冷却)は捻挫(靭帯や筋繊維の炎症)に対して有効です。外見上は目立つ炎症(腫れ・発赤・腫脹)が無いとしても、痛みを感じている場合は捻挫であり炎症が発生していると想定してアイシングを実施すべきであるといわれています。

(b)安静固定

靭帯や筋繊維の炎症は少なからず「組織の破壊」が発生しています。ケガの程度により靭帯や筋繊維が完全にまたは部分的に、断裂している状態です。関節を動かしたり負荷をかけると断裂箇所の更なる悪化を招きます。これを予防するために固定し安静を保つことが改善には必要となります。

(c)運動再開の時期

治らない足首の捻挫を発生させる最も大きな要因は「運動再開の時期」を誤ることです。足首を捻挫したと思っても、痛みが消えた時点で「治った」と考えがちです。または「痛いけど歩けるから平気」といった認識も危険です。痛みが軽減したり消えたからといって固定を解除して歩いたり運動を再開してはいけません。破壊された靭帯や筋繊維の修復は、痛みが消えたもっと後に完了します。つまり痛みの消失と、組織の回復には「タイムラグ」があるのです。

今回は「足首の捻挫が治らない話」として解説しましたが、治るか治らないかは「アプローチ次第」です。治らない愛首の捻挫を諦める必要はありません。しかしアプローチを誤るとやはり「治らない捻挫」となってしまします。

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