(c)関節の変形
膝の内側の痛みというと「骨」「筋」「神経」といった要素が疑われがちですが「関節の変形」というポイントも重要です。自分自身では関節の変形を認識できないことも多く、病院や整骨院といった施設で客観的に判断してもらう必要があります。関節の変形は膝とは限らず、股関節、足関節、そして骨盤や上半身にも波及します。つまり関節の変形が、直接的または関節的に膝の関節に負担をかけ、結果的に痛みを出しているということが考えられるのです。この場合、どんなに膝へのアプローチを行なっても改善は見られず、関節の変形を改善することが優先事項となります。