(a)「利き足」の酷使
脚には「利き足」「軸足」という考え方があります。日常生活ではあまり意識されることが無いかもしれないですが、運動など身体を動かすときには影響が出ます。サッカー競技でボールを蹴る動作や登山で段差の大きい階段(一歩の幅が大きい)など身体に大きなバランスの変動が生じるタイミングでは「利き足」の使用頻度が高くなります。また同じ動作が繰り返されることも大きな要因となります。サッカー、登山、ゴルフ、テニスといった運動のほかにも仕事で重い荷物を持ち上げる(しゃがんだ状態から立ち上がる)なども効き足の「踏ん張り」を利用しています。一方で「軸足」の膝に痛みが出るケースもあります。この場合、腰や背中に「歪み」が存在している可能性が考えられます。状況を分析しながら、どちらの膝に負担がかかっているかを判断することが大切です。