(c)マッサージを受ける「頻度」が少ない
マッサージを受けた感想として「そのときは楽になるがすぐに戻ってしまう」といったものがあります。これはマッサージを受ける「頻度が少ない」場合に起こる現象と考えられます。もしマッサージの効果を最大限に感じたいと考えるのであれば「一定の頻度」でマッサージを継続する必要があります。即効性のある西洋医学の薬と違ってマッサージは「継続」によって効果を発揮するします。症状や目的、身体の状態によって頻度と期間は異なりますが、基本はマッサージによって軟らかくなった筋肉の「戻り」を基準にして設定します。例えばマッサージを受ける前の筋肉の状態が100とした場合に、マッサージを受けた直後の状態(軟らかくなった)が40とします。つまりマッサージによって60ほど筋肉が「柔らかくなった」状態です。これを基準にして1週間後の状態を確認します。このときに100に戻ってしまっている場合は「1週間は期間として空け過ぎ」と判断して1週間以内のマッサージを検討します。反対に1週間後の状態として40の状態を維持できている場合は次回のマッサージを10日後あたりに設定しても良いと考えます。筋肉の硬さだけでなく、痛みや辛さの「自覚症状の程度」の同様の考え方で頻度設定に活用しましょう。