(c)自己判断ではなく客観的な判断
断裂した筋繊維の状態は、自身の感覚だけでは判断が難しく、病院でのエコー検査や触診による筋肉の硬さや張りの変化による判断が必要です。足首の捻挫などは多少の痛みが残っていても運動を再開することが可能であり、それを経験的に理解しているひとも多いと思います。しかし捻挫は関節の靭帯損傷であり、肉離れは筋繊維の断裂です。似ているようですが靭帯と筋繊維の強度はまったく違います。客観的な判断材料として、定期的にエコー検査を受けることが良いでしょう。また整骨院やスポーツトレーナーを活用し、筋繊維の状態を「触知」してもらうこともオススメです。特に、何度か肉離れの再発を経験しているひとは客観的な情報を中心に改善の経過を判断すべきといえます。