よくある痛み

なぜ効かない?! 腰痛で痛み止めが効かない場合の対処法と理由

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腰痛 痛み止め 効かない

腰痛といっても、原因によってさまざまな種類が存在するということをご存知ですか? みなさんこんにちは。笹塚トレース整骨院の石垣です。腰痛の際に服用する痛み止めは腰痛の種類によって効果を得られるものと、そうでないものがあります。今回は痛み止めが効かない腰痛について解説します。

腰痛で痛み止めが効かない理由

腰痛で痛み止めが効かない理由を理解すれば、痛み止めの正しい服用方法を実践できるとともに腰痛への正しい対処ができるようになります。腰痛において痛み止めの効果が得られない場合、どのようなことが考えられるのかについて解説します。

(a)炎症を伴わない腰痛

腰痛はさまざまな原因で引き起こされます。大きな分類の1つとして「炎症の有無」があります。足首を捻挫した際など、患部が赤く腫れあがりジンジンと痛みを伴うのが典型的な炎症です。重量物を持ち上げた際に起こる「ぎっくり腰」では筋肉や関節にダメージを受けることで炎症が引き起こされます。つまりぎっくり腰の痛みは「炎症による痛み」と説明されます。一方で腰痛には炎症を伴わないケースがあります。ぎっくり腰ほどの明確なきっかけがない場合に引き起こされる腰痛で、ぎっくり腰を繰り返しているような人に多くみられる腰痛です。このようなケースでは炎症はあっても軽微で、痛み止めの効果が得られにくい腰痛の代表といえます。

(b)腰が抜けた腰痛

腰痛では痛みの他にも「腰が抜けた」という症状があります。ぎっくり腰経験者であれば容易に理解できる症状ではないでしょうか。通常の腰痛であれば痛みによって動けないとなります。しかし腰が抜けた状態では「腰に力が入らない」「立ち上がれない」「腰を支えられない」といった脱力症状が特徴的です。これは「猫背」「やせ型」の体型で多くみられ、あまり筋肉質な体型では稀な腰痛です。痛みという感覚以上に、腰に力が入らないという腰痛では痛み止めの効果が得られにくい傾向にあります。痛み止めの服用によって痛みの感覚が軽減されたとしても、腰に力が入らない状態を痛み止めで改善することはできません。

(c)慢性的な腰痛

慢性的な腰痛とは日頃から腰に痛みを感じており、日によって調子の良し悪しはあるものの常に腰に不調を抱えている状態です。また明確な痛みではなく「重だるさ」「倦怠感」「鈍痛」といったものも慢性腰痛に含まれます。ほとんどの慢性腰痛の場合、炎症による痛みではありません。炎症は筋肉や靭帯が損傷を受けた際の修復反応として引き起こされます。ぎっくり腰のような明確な原因や強い衝撃を受けたようなケースでない限りは炎症は引き起こされません。つまり普段から感じている腰痛が一時的に悪化したようなケースでは炎症が伴わず、痛み止めを服用しても効かないということになります。痛み止めの種類に関わらず、消炎鎮痛剤に分類される痛み止めは効果が得られにくいといえます。

腰痛で痛み止めが効かない場合の対処法

一般的に市販されている痛み止めは「消炎鎮痛剤」という種類で、炎症による痛み”以外”には効果を発揮しません。病院で処方されるロキソニンやボルタレンも同様です。ここでは消炎鎮痛剤の痛み止めを服用しても痛みが改善されない場合の対処法について解説します。

(a)ブロック注射を受ける

ペインクリニックや整形外科では麻酔薬を使用するブロック注射が検討されます。痛み止めの服用では効果が得られない場合に用いられる方法です。痛みを消す効果としては間違いのない方法で、ヘルニアや坐骨神経痛といった症状を抱えているものの手術を回避したいと望むケースでも使われています。しかし麻酔で痛みを消しているに過ぎず、根本的な改善が見込めるかといえばそうではありません。また頻繁に実施できる処置ではないため、緊急性を要する場合に限定的に検討するのが実情といえます。

(b)マッサージや整体を受ける

マッサージや整体といった施術は「腰が抜けた」「慢性的な腰痛」の場合に効果的です。痛みに対する効果は、ブロック注射や痛み止めほどの期待はできません。しかし「抜けた腰を戻す」「慢性的な筋肉をほぐす」といったことを目的に施術を受けることは症状の緩和につながります。腰が抜けた腰痛や慢性的な腰痛への施術は十分な経験値と技術が必要になります。施術を受ける際は事前に症状を伝えて対応が可能かどうかを確認しなければなりません。正しいアプローチであれば問題ありませんが、誤ったアプローチの施術では症状が悪化してしまうリスクもあります。施術を受ける際は慎重に判断しましょう。

(c)コルセットやさらしなどサポーターを着用する

腰痛への対処法として昔から活用されているのが「コルセット」「さらし」です。腰痛の多くは「動くと痛む」状態なので、コルセットやさらしで固定して動きを制限する考え方です。痛み止めやブロック注射、マッサージ、整体は対症療法です。明確な治療法が確立されていない腰痛ではコルセットやさらしで固定して「安静」を保つことも回復を早める有効な方法といえます。

腰痛には痛み止めが効かないケースがあること理解し、効かない場合の正しい対処法を身に付けることが大切です。痛み止めを服用しても効かないからといって服用する回数や分量を増やすのか危険です。腰痛を炎症の有無で考えることで不要な薬の服用を防止することができます。腰が痛むからすぐに痛み止めを服用するのではなく、腰痛の種類を考慮して対処法を検討する意識を身に付けましょう。

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