よくある痛み

【結果重視】まぶたの腫れを治す方法は存在する? しない?

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まぶた 腫れ 治す

まぶたの腫れを治す方法はあるか? みなさんこんにちは。笹塚トレース整骨院の石垣です。寝不足や眼精疲労などで起こる一時的な「まぶたの腫れ」は数日で改善されます。しかしまぶたの腫れが継続し、次第に悪化、重症例になるとまぶたの重みで視界が狭くなることもあります。放置していると取り返しのつかないことになってしまいます。

(a)肩こり

肩こり=まぶたの腫れではありませんが、まぶたの腫れを気にしている人の多くが比較的重症な肩こりを抱えています。肩こりを長年に渡り放置しているケースでは関連があると考えられます。

(b)眼精疲労

肩こりと連動して眼精疲労の有無はまぶたの腫れに影響を及ぼします。眼精疲労が長年に渡り解消されず、常に目が疲れている状態を放置した結果として、次第にまぶたが腫れてしまうというケースがあります。

(c)眼瞼下垂症

眼瞼下垂症は検査では特に問題が無いにもかかわらず、まぶたが腫れてしまう病気です。まぶたの腫れは両目の場合も片目の場合もあります。整形手術のような方法である程度の改善が可能ですが、弊害やデメリットも存在するので手術の判断は慎重におこなわれます。

(d)加齢

歳を重ねるにつれて次第にまぶたが腫れる傾向にあります。これは誰にでも訪れる加齢現象ですが、片方のまぶただけが腫れてしまい、外観上の左右差が気になるなどのケースがあります。

(e)顔面神経麻痺

顔面神経麻痺を患うとまぶたの開閉が困難になり、まぶたが腫れぼったい印象になります。腫れぼったいまぶたは次第に「たるみ」となってボクシングなどで「目が腫れた」状態の印象となります。

(f)その他

子供の頃に目の周辺をぶつけた、ケガをしたなどの要因でも慢性的にまぶたが腫れることがあります。また花粉症などで目の周りを絶えずこするなどの刺激もまぶたの腫れを誘発します。

まぶたの腫れを治す方法とは

まぶたの腫れを治す方法としてインターネット上では様々な方法が紹介されていますが、筆者としては懐疑的な内容が多いと感じています。

(a)目の周りをセルフマッサージ

まぶたの腫れを治すだけでなく二重を作るなどセルフでできると紹介されている動画がたくさんあります。その多くが目の周りをセルフでマッサージするというものですが、効果に根拠はありません。あたかも根拠があるように説明されていますが、目の周りは非常に薄い皮膚で構成されています。安易に刺激をいれると傷つけてしまったり皮膚が劣化してひび割れやシワの原因になりかねません。表情筋のマッサージで期待できる効果はせいぜい「浮腫み取り」程度です。一重が二重になったなどの謳い文句は医学的にあり得ません。

(b)アイシング、ホットパック

効果の程度はあまり期待できませんが、まぶたの皮膚を保護しながら浮腫みを取り除くにはアイシングとホットパックを交互に繰り返す方法がオススメです。一時的なまぶたの腫れであれば改善のスピードを加速させることができます。

(c)目への負担を減らす

まぶたの腫れを治す方法も重要ですが、前提として眼への負担を減らす努力が大切です。パソコンやスマホで目を酷使するのはもちろんですが、肩こりをケアしたり定期的な運動も習慣化しましょう。またドライアイも目の疲れを助長させるので目薬を活用も良いでしょう。

(d)後頭下筋のマッサージ

本メディアでも取り上げていますが、目の疲れやまぶたの腫れには後頭下筋がオススメです。セルフで後頭下筋をマッサージするのはやや難しいですが、マッサージ店などで後頭下筋のマッサージをリクエストすると良いでしょう。人によって後頭下筋をマッサージされたときの痛みは様々ですが、しっかりと後頭下筋をほぐす必要があり、どのくらい後頭下筋がほぐれたかによってまぶたの腫れの改善度合いも変化します。

(e)首や肩のマッサージ

マッサージによって後頭下筋がどのくらいほぐれるか、それは首や肩の筋肉の状態に大きく左右されます。つまり肩こりや首凝りが存在すると、後頭下筋もおもうようにほぐれないのです。後頭下筋を最大限にほぐそうと考えるならば、先に肩や首の筋肉をほぐしておくことが重要となります。

まぶたの腫れと後頭下筋の関係

まぶたの腫れと後頭下筋の関連性について、医学的な検証データなどは見たことがありません。つまり経験則によるアプローチですが、試す価値が十分にあるとおもいます。

(a)鍼灸ではお馴染み?

鍼灸の世界では後頭部付近にある「視覚野」の存在を意識して後頭下筋周辺に鍼を打つ考え方があります。主に眼精疲労の改善を目的としたアプローチ方法ですが、西洋医学的な観点ではなく東洋医学的観点から昔からアプローチされています。

(b)眼球への関連痛

手技によるマッサージで後頭下筋をアプローチすると眼球方向への「関連痛」が生じることがあります。関連痛とは刺激を入力した箇所とは異なる部位に痛みを感じる現象で、後頭下筋を刺激すると、後頭下筋とは違う場所に痛みを感じる現象が起こることがあります。これはまさに後頭下筋と眼精疲労の関連を示すものであると考えられます。

(c)即効性が確認できる

後頭下筋へのアプローチでは、眼精疲労やまぶたの腫れ、目の下のクマが施術後より変化が現れます。症状の軽減を実感として、そして外観上の腫れ、クマの消失が確認できます。施術に対して、効果が現れるまでに時間を要することなく、すぐに変化がわかります。

筋肉やリンパへのアプローチにおいて、即効性がある場合はその分、戻るのも早い傾向にあります。反対に即効性はないが時間をかけて改善した場合はその分、効果の持続が長くなります。単純な疲労によるまぶたの腫れであれば改善も難しくありません。後頭下筋のアプローチは試す価値アリな筋肉です。

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