よくある痛み

骨盤の歪みが引き起こす腰痛に関する3つの質問と9つの回答

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骨盤 歪み 腰痛

骨盤の歪みは腰痛を引き起こす要因の一つです。みなさんこんにちは。笹塚トレース整骨院の石垣です。骨盤の歪みと腰痛の関連についてよく質問される内容について解説しました。白か黒かでは答えられない、骨盤の歪みと腰痛の深い関係性についてリアルな回答をまとめています。

回答1 はい

順番として骨盤の歪みが先で、次に腰痛を引き起こすパターンは割と多いケースといえます。骨盤の歪みは誰でも多少はあります。しかも多少の歪み程度であれば腰痛などの自覚症状が出ないまま歪みと共存していることも珍しくありません。

回答2 いいえ

一方で逆のケースもあります。ぎっくり腰などのきっかけをスタートとして腰痛を放置した結果として骨盤が歪むパターンです。痛みを放置してしまうと「腰をかばう姿勢」を無意識でとることになります。時間が経つにつれて腰痛が軽減するように感じる場合でも、実は「腰が痛くないように生活している」というのが現実なのです。これが骨盤の歪みを悪化させる大きな要因です。

結論 結果論で判断する

骨盤の歪みと腰痛は「鶏と卵」です。どちらが先か後かはあまり問題ではありません。骨盤の歪みが腰痛を、逆に腰痛が骨盤の歪みを引き起こすという両方のケースがあります。結論としてあげた「結果論で判断する」というのは骨盤の歪みを改善することで腰痛が改善される、反対に腰痛を改善させることで骨盤の歪みが改善されるという結果から原因を判断する方法が現実的です。原因が分かれば対策方法も明確になりますよね。

【質問】骨盤の歪みはどうやって判断するの?

骨盤の歪みは自身で判断できる部分とできない部分があります。

回答1 骨盤の歪みサイン

骨盤の歪みが存在している場合に表面化するサインがあります。靴底の擦り減り方が左右で違う、ベルトやスカートがクルクルと回転してしまう、段差で足が引っ掛かってつまづいてしまう、などです。つまりは「脚長差」と呼ばれる”左右の足の長さが違う状態”です。これらのサインがあっても「当たり前のこと」過ぎて問題であると認識していない人が多くいます。

回答2 骨盤が歪む習慣

骨盤の歪みは生活習慣によって強く影響を受けます。例えば寝るときの姿勢が横向き、重い荷物を右肩にかけて歩く、などです。他にも過去に膝の靭帯損傷を経験している、足首の捻挫を放置して歩いているなど膝や足首をかばいながらの生活が骨盤の歪みを引き起こします。

結論 誰かに判断してもらう

骨盤の歪みサインも習慣も、本人が気が付いていない状態が多いです。筆者から患者さんに歪みサインや習慣について質問すると「それあります」ということがよくあります。また歩き方や前屈をみれば歪みの存在は簡単に判断できます。自身で判断できない場合は整骨院や整体のスタッフにみてもらうのが良いでしょう。(ちなみに病院の医師は歪みという概念が無いので診てもらえないことがほとんどです)

【質問】骨盤の歪みって治るの?

骨盤の歪みは治るのでしょうか。ここでは2つの見方について回答します。

回答1 比較的簡単に治ります

骨盤の歪みは比較的簡単に治ります。曲がっているものが真っすぐに伸びる、左右の脚長差が改善するなどは決して難しくありません。その方法がマッサージでも整体でもストレッチでも問題ありません。特定の方法でないと歪みが改善しないと謳うのは営業トークと判断して構いません。

回答2 比較的簡単に歪みます

骨盤の歪みは簡単に治る一方で、簡単に歪みます。施術を受けて数分後には再び歪んでしまうこともあります。歪みは簡単に治せるが故に簡単に再発してしまうものです。身体に刷り込まれた歪みの記憶は、すぐには消えません。正しい姿勢に修正されるまでに時間を要します。つまりマッサージや整体、ストレッチをどれだけ受けても、正しい姿勢や動きを新たに身体に刷り込まなければ簡単に元に戻ってしまいます。

結論 他力本願には限界があります

マッサージや整体、ストレッチは骨盤の歪みにおいて「他力本願」です。いわば歪みを無理矢理に修正したに過ぎず一時的な効果です。これを繰り返しても意味がないことはご理解いただけるでしょう。あなた自身が自分の歪みを理解して、歩き方の癖や生活習慣の意識改革することを同時進行で実践することが重要です。骨盤の歪みを治そうとした場合に、他力本願だけで改善ができると謳うお店はあなたを終わりのないリピーターにしようと考えていると判断した方が良いといえます。

骨盤の歪みは腰痛の原因になり得るが、腰痛と関係ない骨盤の歪みもあると理解しましょう。つまり骨盤の歪みがあるから必ずしも腰痛を引き起こすとは限らないということです。腰痛を改善する上で、可能性の1つとして骨盤の歪みがあります。ぜひ骨盤の歪みの有無を確認してみましょう。

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