(c)マッサージなら3本の筋肉を捉える
背中のこりをマッサージでアプローチする場合は首から骨盤にかけて上下に走る3本の脊柱起立筋を狙います。左右それぞれ3本なので合計で6本のラインをイメージします。それぞれの筋肉に対して効果的な指圧方向があり、これらを意識しないことにはこりもほぐれません。背中のこりが非常に硬い場合、指圧ではしっかりと圧を加えることが難しい場合もあり、その際は肘や特殊な器具を使用するマイオセラピーなども効果的です。また脊柱起立筋を介して自律神経の症状にアプローチする場合は、自律神経支配の位置関係も考慮する必要があります。単純に背中のこりをほぐす目的であれば一般的なマッサージで問題ありませんが、自律神経症状の改善には専門的な知識と経験が必要です。