(a)病院での精密検査は必須
上記では「五十肩は病院の検査で異常なし」と判断されると解説しました。検査で異常がみられないなら検査を受ける意味がないように感じるかもしれせん。しかし検査で異常がないことを確認することに大きな意味があります。肩の痛みを引き起こす原因は五十肩だけではありません。筋肉の損傷、腱断裂、石灰沈着など外観上の情報だけでは判断できない原因が潜んでいます。腱断裂であれば手術が必要ですし、石灰沈着であれば内科的なアプローチが必要です。さまざまな治療を受けても一向に改善しないので病院で検査を受けたら「腱が断裂していた」というケースのあります。自己判断で五十肩と決めつけるのではなく、まずは病院で検査を受けることで「異常なし」「五十肩の可能性が高い」という根拠を得ることが大切です。